「セガ・サターンが世界を変える!その1」




SFCは一世を風靡したんですが、さすがに32Bitだの64Bitだのが騒がれ始めた時期に16Bit機を最新鋭 にしておけるはずもなく、任天堂も焦り始めていた頃に今は無き「3DO」が発表されて、コンシューマー機に革命をもたらした のは周知の事実です。この3DOにもデジタルピンボールは存在していましたが、非常に美しいグラフィックを持っている反面、 何か面白くないゲームで、めちゃめちゃな値段で売られていたのを記憶しています。そんな「3DO」に任天堂は焦りまくって しまい、SFCのCD−ROMの発表を取りやめてしまったようですが、それでもROMカセットの収入がおびただしくあった 任天堂はゆっくりと構えていたようです。そんな中にSEGAが発表したのが「SEGA・SATURN」だったわけで、16Bit が全盛を誇っていたこの時代に32Bitという脅威の性能を持つ機種の第2機が発表になったのです。その大きなウリのソフト の1つにバーチャファイターがあり、デジタルピンボール「LAST・GRADIATOR」があったわけです。そのデモの画面たる や、非常に美しすぎる!という印象を受けましたし、高解像度の画面に対応したもので、動きから何まで美しいものでした。
この画面を見るや私は「あれ?どこかで見た画面だなあ..........。」と思いきや、しっかりとSFCで名を挙げた「KAZE」が 造っていたではありませんか!かの名作「BHIND・THE・MASK」が平面構成だったのとはうって違って、こいつは二階建て 構成と非常に豪華!台も「GRADIATOR」「KNIGHT・OF・ROSES」「DRAGON・SHOW・DOWN」「WARLOCK」 と4種類に増え、アトラクションも豊富になってます。CD−ROMの利点を生かして、CD音楽でBGMを再生するので、モノホンの 渋いミュージックもなります。





このソフトの一番渋い点は玉の動きで、普通のピンボールなら、アルミニウムかなあ?と思われるような軽い玉が、超高速で画面を 飛び回り、それに付けてマルチボールになろうものなら、2個以上の玉が画面を突然ゆっくりと 動き回るんですね。ひどいものになると、ちらつきが生じて、玉を見えなくしてゲームをスリリングに してくれたりと余計なサービスが付いて回ったんですが、こんなサービスもなくて、玉数が増えても処理落ちしない という利点をもってます。まあ、パソコンのピンボールの中には、ちょっと得点が「×2」になった段階で、いきなり玉の速度がスピードアップ してくれる非常にいやらしいものもあったことを考えるとまだまだましかなあ。(こんな時は、「おまえはブロック崩しか!」と叫んでしまいますね) 玉のスピードは大変重量感に溢れて滑らかに動いており、非常に気持ちいいんですね。正直言って今までのピンボールにはなかった要素が 多く含まれていて、非常に面白かったですね。だから、初回の発売では超品切れ状態を起こしたようで、今でこそ¥1000程度で売られていますが あの当時では高値で売れてました。それだけの価値は十分にあったんでしょうね。
サターンが出るぞ!っていう噂が一世を風靡していた頃に、私は丁度秋葉原におりまして、店頭のデモを見てビビリまくり!
こりゃあ買うしかないなあと思ったもんです。しかし、当時サターンは高くて、初回販売は 定価売りだったんじゃあないでしょうか。今でこそ2万で買えますが、あの当事でソフトを含めて5万は軽くかかったので、学生だった私は当然買えません でした。友人CAT−2はすでに社会人だったという事もあって最初にGETしていたようで、非常にうらやましかったのを覚えています。また、うちの兄も 最初のロットをGETしており、これもうらやましい限り。CAT−2はPINBALLにあまり興味がないみたいなので、このソフトを購入する事は なかったんですが、うちの兄いは買ってまして、これはすごいぜ!って言ってました。私がサターンを買ったのは結局1年後の12月で、仕事を始めて 初めてのボーナスで購入しましたね。当然PINBALLも購入しまして、やってみたらやっぱすごいの一言。






まず、1発目は「LAST・GRADIATOR」。一番始めに持ってきているだけあって非常に簡単になっているみたいです。 レーンの通過も楽だし、結構アトラクションも分かりやすい。さくさく遊べるって感じで、非常によいですね。






次の「KNIGHT・OF・ROSES」は悪のネクロマンサーを倒すのが主な目的であるそうですが、そんな目的があることを 知ったのが実は先日で、ソフトを購入してから実に3年ぐらい知らなかったんで すね。いつもマニュアルなんて読まずにゲームするもんだから、こんなことは多々ありますね。LASTの方もなんかストーリー があるみたいですが、相変わらず今もきちんとマニュアルを読んでいないので、わかりません。
さて、この「KNIGHT〜」はかなり凝った造りになっていて、なかなかファンタジーモノが好きな私にとっては、かなりの 泣かせモンです。奇麗なお姫さんを救う「SAVE・PRINSESS」やドラゴン退治の「DRAGON・CAVE」。 また、「BLACK・KNIGHT」なんかも登場して結構イケマス。






その他にもいかにも似非日本風っぽい「DRAGON・SHOW・DOWN」 っていう台がありまして、いわばサムライですね。KAZEは日本のメーカーですので、別におかしくはないんですが、でもやっぱり変。 この台の特徴はとにかく難しい!の一言で、画面的に何かすかすかという印象を受けまして、 そんなんだから、玉がパドルまで帰ってくるのが非常に早くて、すぐにゲームが終わってしまいます。だから殆どやってないのが実際の現状ですね。





最後の台は「Worlock」で、全体的に青い色の画面で奇麗です。この台は最後ということなんですが、非常に簡単で、LAST〜よりも 簡単かもしれませんね。
この4つの台は、ちょっと難易度に問題があって、「KNGHT・OF〜」と「DRAGON〜」は特に難易度が高すぎるような感じです。 RAMPを通過させるのが、非常にテクニックを必要とするというか、普通に玉を打ち返してもうまく通過してくれないということが多々 ありすぎて、ちょっと飽きっぽくなり、結局止めてしまうという事になってしまいます。
これらを含めて、面倒な部分などに改良を加えた「LAST・GRADIATOR・Ver9.70」というものが先日発売されまして、 ちょっと期待したんですが、内容ははっきりいって全く同じでしたね。ただ、タイトル画面に改良が加えられたことと、RAMPなどが 通過させやすくなって、ちょっと難易度に改良が加えられたんですが、結局前作を持っている人には必要ないものですね。





さて、SSではなんだかんだ言ってもPINBALLのソフトが多数発売されていて、その中でも遊べるものが結構存在してます。 その中でもGAGA・INTRACTIVEが発売していた「鉄球〜TRUE・PINBALL」は結構遊べました。珍しくPLAYSTATION でも発売されたようですが、SATURNと共に全く売れなかったみたいで、現在ワゴンセールの対象になってしまっています。 PSバージョンは市場に殆ど出てなかったのか、生産数が異様に少なかったのか、現時点ではどこへ行ってしまったのか分かりませんね。 さて、このソフトの一番目に付くところは、グラフィックがなんか異様に奇麗! という点で、LAST〜がちょっと派手で原色系の色調だったのに対し、TRUE〜は中間色系で柔らかい色使いの、ちょっと派手目な グラフィックでした。だから、かなり言い感じのゲームに見た目は仕上がっていたようです。 で、実際にゲームをやってみると、これが大きな問題にぶち当たります。なんと、画面がスクロールしてしまうではあーりませんか。 こいつはいけやせん。小さな画面でやるならまだしも、30型とかいうドデカイTVでやるとはっきり言って酔います!画面がくりくり動いてしまう のがうっとおしい。ななめから見た視点が基本なんですが、この他にも真上から見たモードも用意されていて、こいつがさらに イタダケなくて、昔のPC・PINBALLによくあった、「1画面の真上から見たモード」ならまだしも、「3画面ぐらいに分割表示 された真上から見たモード!」で、さらにがんがん画面が動いてしまうので、余計にやってられない!1画面の真上モードなら 結構面白いかもしれませんが、こいつぁほんとにいけやせん。こんなことが原因多分バーゲン品落ちしてしまったのかなあと思いますが、 内容としては「ダークな感じ」でかなりいけるんですよ。特にデジタル表示部分のアニメーションが奇麗に表現されているし、 ミニゲームも面白くてバリエーションに富んでます。僕が一番好きなのはBGMで、「バイキング」の台に至っては、ほんとに良いBGMなんですよ。 画面構成を除けばかなり良い作品ですが、売れなかったのが残念ですね。






次回はセガサターン版の2をお送りしましょう。


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