「出た!スーパーブラックバスX」
えー、前回までの「釣りのゲーム」でもちょっとだけ紹介していたんですが、あの原稿を書き終わった頃にプレイステーション
の「スーパーブラックバスX」(スターフィッシュ)が発売されてしまって、前回の原稿に書けなかったので、今回の分に
書いておきましょう。
そもそもこの「スーパーブラックバス」シリーズはスーパーファミコン時代に「初のブラックバスフィッシングを取り扱った
げーむ」として(多分そうだったと思います)発売されたんですが、その頃はルアーフィッシング自体が完全に廃れてしまって
いた時期ということもあり、殆ど売れていなかったようです。やっぱり多くの人々は「わざわざゲーム機で釣りなんかしなくても、
野池に行って釣りをすればいいじゃないか」という考えで、さらに「ブラックバスってどんな魚?」という人が圧倒的に多かった
ようで、全くと言っていい程売れてませんでした。小生がこのゲームを入手したのは丁度大学3回生の時で(今から5年前)、
名古屋では超有名な「アサヒドーカメラ」(そう、あの「無愛想」を売り物にしていた、とんでもないカメラ屋ですよ!)の横に
ある、「オタッキー」というファミコンショップの店頭で¥1980という今でも考えられない値段で中古が販売されていたのを
見つけて購入したんですね。まあ、その時にはルアーフィッシングも流行っていなかったわけですし、そんな価格で売られていても
別に不思議なことではなかったんです。小生は大学時代に殆どロッドを握っていなかったので、久しぶりに釣りをしてみたいなあ
なんて思っていたことも購入のきっかけになったわけです。
さて、購入してみたソフトはいわゆる「アタリソフト」っていうやつで、非常に面白かったですね。グラフィックや
サウンド系は昔のソフトだっただけにめっちゃショボイ状態でしたが、魚の大きさに従って切れやすくなるラインなどの
スリルが非常に楽しくて、魚に「逃げられた!」という時は本当に釣っていて大物を逃がした時のように非常に悔しいので、
本当にはまってしまいました。
この「スーパーブックバス」はHOT−Bというソフトハウスが造っていたんですが、「スーパーブラックバス2」では
スターフィッシュになっており、HOT−Bがスターフィッシュに名義変更したのか、ソフトハウスが変更になったのかは
よくわかりません。でも、2作目になってからは1の時にショボかったグラフィックはかなりきれいになって、1ではまったくと
行っていい程いい加減に作られていたルアー選択の重要性などがかなりリアルに表現されていました。手持ちルアーの数も
1では各10個づつ(これが非常に笑えます。だって、グラフィックがショボ過ぎて何のルアーなのかはっきりしないし、
赤、紫、黒の3色で10種類の各10個づつ、ということは300個のルアーを持っていることになっていたんですね!)
あったんですが、2では各1個づつで、失ってしまったりすると次のトーナメントまで無くなったままという非常に痛い
システムでしたし、色もアピール系(派手な色)とナチュラル系(自然の色)の2種でした。またちょっと変わったシステムで
その湖の決まったポイントに行くと隠しルアーが落ちているというのもちょっとナイスでしたね。
これが3作目になると、さすがにアイデアが出尽くしたかなあって感じで、出てくるタックル名が実在しているメーカーの
ものだというぐらいと、ライバルのプロが本命で出ていたりとちょっと本物志向って感じです。2と3ではトップウォーター
などの選択で爆釣できるようなシステムも追加されてちょっと面白かったわけですが、3は釣りのシステム自体に変化がなく
て、すぐに飽きてしまったわけです。また、1〜3までのシステムの特徴として上から見下ろすような視点の「トップビュー」とい
うシステムで、魚がいることが見え見えで、(確か見えなくするオプションもあったような気がしますが)ちょっと緊迫感に
欠けましたね。やっぱり釣りは自分の視点でなくちゃあ面白くないっす!
さて、そんなスーパーブラックバスシリーズにもPSバージョンである「X」なるものが発売されました。広告がすごかったんですが、
「すべてポリゴンで描写されている!」という文句だったんですが、やっぱりポリゴンといえばPSですよね。だから、いままで
あれだけ中身の練り上げられたシリーズを造ってきたんですから今回も期待できますよね。ということで、13日間の研修(MCの8月号
参照)に行っていた時に発売されたもんですから、「売り切れないだろーなあ」なんて気にしながら早速買いに行きました。
早速起動したらタイトルデモはしっかりとポリゴン。でも、どちらかと言えばタイトルはパックインビデオの「フィッシアイ」に
似てますがね。とにかくゲーム開始!
うーん、ロード時間が長い..........。めちゃめちゃ長い!と言っているうちにゲーム画面。
キャラの絵までもポリゴンだけど、もっと美しく造れんのかねえ。女性なんて、まるで「トゥームレイダース」のラーラじゃん。
(あれは美しくないですよねえ。今度続編も出るそうで。)
まあいいや。じゅあトーナメントに参戦だ!
うーん、ロードが長い..........。これじゃあ燃え上がっている闘志に水を差すようなもんだ。
おっ、起動した。一応視点は3Dなんですねえ。じゃあボートを動かしてみるか。ううん、いい感じ。

さて、釣りだ。あれれ、準備が遅いなあ。またロード?これじゃあ半分ロードに時間を食われてるじゃあないか!
気を取り直してキャスト!..........。あらら、ルアーが付いてない。ルアーの選択をせねば。
またロード?
うわっ!なんてしょぼいルアー達!これじゃあ2作目に逆戻りじゃあないか。どうしようもねえな。
取りあえずポッパーを使用しよう(ベタネタですません)。
おーし、キャストだ..........。飛び過ぎた。ルアー引っかかって無くなったぞい。(これを3回程繰り返す)
やっと成功。ルアーの動きはいいねえ。今までのどんなゲームよりもいい動きをしているなあ。美しい!
でも、釣れない..........。
雑誌の評価で「今までのゲームで、釣れないゲームの3本の指に入るぐらい釣れない!」と書かれてあったのは
本当なんだなあ。こんなにてこずったのは正直言って初めてだ。
よく観察してみると、ルアーの動きはいいんですが、魚がいる場所がかなり少なくて、しかも視点が3Dなので
現在地が非常にわかりにくいんですね。画面に表示されているマップは正直言って当てになりませんので(これが非常に
困るんですが)マップを基準にしたらポイントに近づき過ぎていることが多いんです。挙げ句の果ては水以外の場所に
ルアーをキャストしてしまい、ハイさよなら状態。
まあ、なんやかんややっているうちにかろうじて釣れましたが、魚がかかっても何ら環境が変化しないもんですから、
面白くないんですね。音楽でも鳴ったり、ばしゃばしゃはねまくる音がすれば緊迫感が増すんでしょうが、これもないもんです
から、とにかく「あら、釣れたのかなあ?」程度のものでしかないんですね。
結局、30分ぐらいやって、そのままお蔵入り状態になってしまいました!
この「スーパーブラックバスX」は、待望の作品だっただけに期待も大きかったんですが、こんな出来では正直言って
悲しすぎますね。アナログコントローラーのバイブ機能も使用されていなかったわけですし(誰も使用しているって言ってなかった
んですがね)ただPSで発売され、ポリゴンで再現されているということだけのウリっだたようです。釣りブームは未だ
衰えを知らないようで、今後ますます「釣り」というジャンルに便乗した糞ゲーが発売されていくんでしょうが、やっぱり
本当に楽しめるゲームが出てくるには、このブームが去ることしかないんでしょうかね..........。
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