| どうも、JOKER1です。 先月号から寄稿させていただいていますが、今回から当コーナー名をまぁ〜してみてと改題します。 ※まぁナニナニしてみてと読んでください。 といいますのも毎月、本を読むのは大変で、とりわけ本を選ぶという作業が大変ですし費用もかかります。 ※既婚者である私には費用がかかるのが一番痛い。 そんな訳でここでは私が興味を持った事を私の調べられる範囲でお伝えし興味を持ってもらおうってなわ けです。 ※JOKER1はそんな多趣味な人間ではないのですぐネタが付きそうですが・・・(笑)。 |
JOKER1のまぁ〜してみて
今月のテーマ
本
| さて、今月のテーマは先月に引き続き本なんですが、皆さんはこの残暑厳しい季節にどんな本を読まれるでしょうか? 「冷房の効いた部屋でゆっくり読みます」という方 「暑くても寒くても××先生の本しか読みません」という方 「くそ暑いのに本なんか読めるかっ!!」という方 「本はキライ」という方 色々いらっしゃると思いますが、今月私がお勧めする本は読んだ後、自分が、自分の細胞が恐くなる本・・・。 1995年第2回日本ホラー小説大賞受賞作品パラサイト・イヴです。 |
あらすじ 主人公は永島利明・・・大学の薬学部に勤務する気鋭の生化学者で、ミトコンドリアの研究で実績をあげていた。 ※本編概略より |
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感想?解説? DATAのとおりこの作品が発表された1995年には作者の瀬名秀明氏はまだ現役の大学院生でした。 現役の薬学科の大学院生が書いた小説。 確かに専門用語が多く登場しますがそれ以上に、展開の面白さスケールの大きさに物語に引き込まれます。 まず、妻の死に直面して一見、狂気とも思える行動(妻の肝細胞の培養)にでる主人公。 普通の人はこんな事、思いつかないし出来ませんよねぇ(笑)。 確かに人間もカエルもアヒルもオケラもアメンボも、みぃーんな細胞で構成されていますが・・・・・・・。 ところで、細胞の中にいる生物って知ってます? それが、ミトコンドリアです。寄生生物、いわば共生生物。 ミトコンドリアはエネルギーを作っているんです。ではなぜミトコンドリアは細胞のなかに入ったんでしょうか?。 まぁそれが解れば苦労しませんが(笑)。 なぜ、彼らミトコンドリアが我々生き物の細胞にパラサイト(寄生)したのか?。 主人公の妻の肝細胞のミトコンドリアなぜ、異常に発達していたのか? 腎臓を移植された少女が見る悪夢の正体は? どうです、恐くなってきませんか? JOKER1は色々なホラーを読みましたが今までで一番科学的でリアルなホラーではないかと感じました。 そう、パラサイト・イヴは読んでいる最中、読んだ後、背筋がスゥーッと寒くなる小説なんです。 残暑厳しいこの季節、涼しくなってみませんか? |
まぁ読んでみて!