「第1回・あれに見えるは東大寺!」
奈良県というのは、なかなか行こうと思えない場所じゃないでしょうか。まず、奈良
と聞いて思い出すことは「大仏」「奈良公園と鹿」「高松塚古墳」「法隆寺」「吉永小百合」
「天理教」「天理スタミナラーメン」
などという若人が憧れる要素が非常に薄い言葉ではないでしょうか。しかも小学校の時に
わけもわからず遠足なるもので連れて行かれ、妙に疲れたという苦い思い出にしかなっていない
ともなると、さらに行ってみようと思えないわけです。
しかし、私は最近昔に行った場所で、思い出として非常に記憶が薄い場所を、暇さえあればぶらぶら
回ってみようという決意をしていまして、2年ぐらい前から始めています。きっかけは大学時代に
何の気なしに行った東山動物園(愛知県:コアラが沢山いる)に行った時、目の前に動いている
動物たちをみて、非常にショックというか新鮮な感じがしたんですね。だから、とにかく今まで気にしてい
なかった場所にもう一度訪れてみたらどんな思い出になるだろうか、という強烈な欲望にかられて
それから幾つかの場所をまわってみました。じゃあ何故奈良県なんでしょう。
昔、今は亡き手塚治虫氏の漫画に「三つ目がとおる」という作品があったのをご存知の方がおられる
と思います。私には兄がいまして、その兄が一生懸命に読んでいて、当然ながら影響を受けて私も
小学生の時に読みました。「三つ目がとおる」は三つの目を持つ「写楽」という少年が生まれつき
持っている超能力を使用して世界を支配しようとするんですが、3つめの目をばんそうこうで封印
されると幼い子供のようになってしまうという2面性を持っていたんですね。彼には「和十(わと)さん」
という可愛い女の子のガールフレンドがいまして、彼女は写楽の危険極まりない一方の人格のほう
に妙に惹きつけられるんですが、危険過ぎるのでどうしてもばんそうこうを貼った写楽にかまわずに
はいられないというじれったい部分も見せてくれ、そんな部分も面白かったんです。作品自体は
考古学を中心に進んでいるので、当然奈良の飛鳥もでてくるわけです。そんな漫画を知っていて
小学校の遠足に行ったわけですから、それなりに楽しかったんですが、なにせ昔のことです。
そんなにはっきりと覚えていないんですね。だから、もう一度行ってみたいということと手ごろに
行ける奈良という結果になったわけです。
さて、いざ行くと計画したんですが、あんまり近いのできちんとした予習もせずに、決行の前日に本屋
で1000円ぐらいのガイドマップを購入しただけ。しかも10分ぐらい読んでおしまいという
実にいい加減な準備で行こうというのですから、正直言って不安だらけ。本当にちゃんと行って帰れる
んだろうかというが頭をよぎります。
当日は朝9時ぐらいに、同行してくれたCAT−2の家へ行き、そのまま西名阪道へ。いつものなら
混んでいる名阪も何故か空いていて、非常に気持ち良い天気と爽快な気分で、いざ奈良へ!
殆ど地図も見ずに真っ直ぐ奈良公園へと着いてしまった。さすがは巨大観光地。
平日にもかかわらずかなりの人がひしめいており、それにもまして多かったのが遠足軍団!
やはり小学生の遠足は奈良の大仏さんのようで、かなりの数の学校が来ていたようです。
まあ、大仏に鹿ってのもいいかなと思いつつ、やはり生きている鹿を間近にみるのも本当に
久しぶりで、なかなかいいものです。多くの出店や売店(なんとくじ引きで「たまごっち」が当たる
というものがあり、1回300円で、小学生がいっぱいたかっていた。でも、当たりはないんだろう
なあ)を横目に大仏殿へと向かったのです。
やっぱりでかい奈良の大仏。こんなに大きいものを
よくもまあ造ったものだなあと感心する。
しかし、この大仏っつぁん、何度も焼けては作り替え
たんでしょう?まあ、これもまた何度もよく造り直す
なあと感心する。
後ろに回ってみると「やっぱり張りぼてじゃあない
んだ。」とCAT−2が言った。そりゃああたりまえじゃ!
当日は何かのお祭りがあったそうで、正面玄関はしっかりと閉められてまして、裏口なる部分から
進入。拝観料(?)を払い、正面の大仏殿を拝むことができました。
やっぱりでかい!の1言につきます。よくもまあ昔の人はこんなものを造る気になったなあ
というぐらい大きいんですよね。小さい頃だったので、今一つおぼえていなかったんですが、
今になって見ると非常にでかい建物であると感じます。また、美しい曲線美と言いましょうか、
その作りの美しさは、アントニオ・ガウディのサグラダ・ファミリアにも匹敵しますよね。(うそ)
内部の大仏さんも当然でかくて、多くの外人さんのカメラの対象になってました。
まあ、大仏はでかいなあ......というだけで、あんまり感銘を受けませんでしたが、どちらかという
と大仏の横に立っていた像のほうが妙に格好良かったりして、光の当たり具合が何とも不思議な感じ
でした。また、巨大な鬼瓦もしぶい!
光の当たり方が妙にグッド。しかし、何で
常に足の下は天の邪鬼なんでしょうね?
でも、やっぱり大仏は大仏。すぐに見飽きてしまって、適当に写真を撮ったら出てしまいました。
まあ、何となく見たかったというか、今になって大仏の大きさを確かめに行ったようなもんです
から、仕方ないといったら仕方ないんですね。大仏より面白かったのが出店。本当にいかがわしい
御土産物の売店や、「北海道産・新鮮とうもろこし」などの出店。ひどいことに「たまごっち・
が当たる」出店までいろいろ。昔、売店の木刀が欲しかったことを思い出しますね。
また、「プリント倶楽部・奈良バージョン」なるものまであった。これは当然奈良だけなんだろうけれど
それ以外の土地で「鹿の絵」を入れても使えないわなあ。
私もCAT-2も鹿に興味を持って、昔できなかった「鹿せんべいを買って、鹿にあたえる」ことができて
ちょっと感動。でも、よく考えたら遠足以外で奈良公園って行ったことないんですよね。
鹿というのも人間に馴れきってしまっているのがちょっと気に入らないですね。あと毛並みが
非常に汚い。私はフライフィッシングをちょっとだけ触って、タイイニグ(フライを自分で作ること・
いつか「若年寄の釣行記」で紹介します!)をやったことがあるので、鹿の毛(Deer Hair)は奇麗な
ものだと思ってました。が汚い!やっぱり動物は野生が一番なんじゃあないかなあと思います。
さて約1時間30分ぐらいで、いざ飛鳥へ向かって出発しましたが、これは次回の講釈で......。
鹿と戯れるCAT-2。奈良の鹿は、鹿せんべいを食べるのが
非常にうまいと思った。やっぱ野生が一番でんなあ。
プリクラ奈良バージョン。普通なら並んでまで
やるプリクラが、ここではあんまり人気がない
ように思える。やっぱり恥ずかしいんでしょう
かね。ちなみに我らも恥ずかしくて出来なかった
のは言うまでもない。
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