「若年寄の釣行記」




第0回 「ルアーフィッシングとは...」


ここ2,3年くらい前からルアーフィッシングというものが、老若男女を問わ

ず流行していまして、TV番組でも頻繁に取り上げられています。糸井重里やキ

ムタクはじめ、テレビタレントまでが熱中してしまっているようですが、このブ

ームで休みの日になればどこからともなく人の群れが有名なフィールドに押し掛

け、まるで都会の真ん中にいるような賑わい。キャストしている時に横の人の肘

に自分の肘が当たってしまうくらい並んで釣っているのが現状で、事故やマナー

の悪さが露になってきているようです。その人の群れのお陰で、以前は楽園の

ようだったフィールドもゴミだらけ人だらけ。上手い人から下手な人までが1日

中ルアーを投げまくるのですから、魚が脅えまくって警戒心が強くなり、さっぱ

り釣れなくなってしまいました。これは何も休日に限らず、シーズン中などには

平日でも多くのバスマンがフィールドに来ていて、釣れないのに延々とロッドを

振っているんですね。僕も昔は(今から10年以上前なんですが)学校から帰っ

てくるとすぐに歩いて数分の所にある「大野池」に今のロッドに比べてすさまじく

ぶっとくて重い、しかも魚のアタリを感じる「感度」なんて存在していないような

スピニングロッドをもって、リールはというとこれもまた今のアルミとかではなく

鋼製の重たくて、すぐに糸よれ(後に述べると思います)を起こすリールに、当

時の円高で中学生の頃ではメン玉が飛び出すぐらいに高級だったデュポン社

の「ストレーン」で憧れのゴールデン(蛍光の黄色)のラインをよれよれになって

いるにも関わらずワームに1.8gのシンカーを付けて投げまくってました。

ワームも今のように必殺兵器たるゲーリーグラブなどなく、トーナメントワーム

(プロダクトルアー社)や、ジェリーワーム(マンズ社)などしかなかったので、

それを付けて50cmぐらいあるランカーバスを当たり前のように釣り上げて

いましたね。今では絶対に体験できないような本当に夢のような時期でした。

ルアー自体が流行っていたとはいえまだまだ人口的にも少なかったので、

平日では誰もいなかったんです。日曜でも5,6人でした

話を戻すとして最近のブームですっかり魚が釣れなくなったのは先に述べ

ましたが、今では釣れる魚が全て時代の波に乗ってかダウンサイジング化し

てしまい、20cm〜30cmが平均になっているようです。昔なら「ザコ!」とい

う部類に入ってました。最悪なことに釣れない上に人間が更に増えていると

いうことで魚はますます釣れませんね。そこで、僕は少しでも多くの人にルア

ーの楽しみを知って欲しいと思いまして、これから続く限り「若年寄の釣行記」

を綴っていきたいと思います。ここで一つ言っておきたいことがあります。

今後この場で綴っていくことははっきり言って僕個人が思ってことや体験した

ことを感情に基づいて書いていきますので、バスフィッシングを愛する貴兄に

は良い顔をされないことがあるかもしれません。僕自信14年間のルアー暦が

ありますが、事実あんまりうまくありません。最近ようやくベイトリールが使える

ようになったぐらいですから。それでも書いていくつもりですので、もし「それ

は違う!」という方がいらっしゃれば、遠慮なく言ってください。

それでは「若年寄の釣行記」のはじまりはじまり。

「釣れない!」

「じゃあ、どうすんの?」

「97年度・大阪フィッシングショーレポート」



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